日本BGMフィル アンサンブルコンサートⅥに行ってきた

jbf-ens_thumb

すみだジャズ出演からくたくたになって帰ってきて山野の結果速報を鼻息荒く追ってるさなか、Twitterで「当日券あります」という情報をキャッチしたため急遽行くことにした。会場が電車で1本20分という近さが背中を押した感じ。

日本BGMフィルハーモニー管弦楽団というのはゲーム音楽メインで演奏する日本初のプロオーケストラで、Twitterか何かで立ち上げの噂を聴いたころからずーっと気になってました。今回のアンサンブルコンサートは、10月に行われる本公演の前哨戦って感じかしら。

間に合ったのは3曲目から。客の入りは6割くらい?てっきり満員かと思ってたけど、東京とは言えまだ注目度はそんなに、て感じかも。

オケの人やっぱすごい

弦楽アンサンブルということで、1stバイオリン、2ndバイオリン、ビオラ、チェロ、という構成。この構成で演奏聴くのは人生初だわ。こういうのって、コントラバスって普通入らへんもんなんかしら?
で、オケ系の音楽に触れるたびに毎回書いてるけど、やっぱすごいわー。楽器のコントロール力がとんでもない。譜面を完璧に再現しようとする集中力は、ジャズとはまた違ったかっこよさがある。すごいわー。

ただちょっとピッチが気になる箇所がけっこうあった。プロのクラシックプレイヤーでも少人数となると厳しいのかも。

オケの弦楽器プレイヤーで好きなのは、その動き。
客なんかほっといて「音とだけ対峙してる感」がものすごいかっこいい。余計な要素ゼロ。
アウトプットのクオリティが高ければ、それだけでエンターテイメントになるんだと思う。クラシックのコンサートをエンターテイメントと言うのが正しいかわからんけど。

古代さんと下村さん

jbf-ens_003

古代祐三さんと下村陽子さんのトーク。
古代さんといえばアクトレイザー。アクトレイザーといえばその音質クオリティの高さでFF4のスタッフにドライバを作り直しを決断させたことで有名。その時のエピソードも披露されました。
プログラマーさんにお願いして、1ステージ毎にメモリをフル開放(?)してもらうよう作ってもらったみたい。通常ならゲームに記録されるすべての楽曲で取り合いになるメモリを、1ステージごとに割り当てるようにしたことで、1曲ごとに使えるメモリを増やしたと。
下村さんが「そんな裏技を!」みたいなこと言っててウケた。

古代さん、当時20代前半だったらしくて、その時から「スーパーファミコンのスペックならもっといい音が出せるはずだ」と思っていたそう。
若いのにそのプロ根性がすげーわ。ほんと尊敬する。

アンサンブルのアレンジ

プレイヤーがすごいってのは書いた通りだけども、今回はアレンジもすごい勉強になった。ジャズと違って、フロントとバッキングの境界があんまりはっきりしてない印象。少人数のアンサンブルだから余計にそうなのかな?ポイントと思ったのは2点。

ひとつは、主役がめまぐるしく入れ替わる点。
1stバイオリンの人がメロディを弾きまくるというかといえばそうでもなく、時には2ndバイオリン、ビオラ、チェロのそれぞれが主旋律をとる。その割合がわりと均等に近いのね。ジャズで言えばベースがメロディ弾くなんて(ソロ以外)滅多にない。それだけで「特殊な曲」扱いになる。
で、1曲の間に目まぐるしく主役がどんどん変わっていく。そのダイナミックさがキモなんだと思う。
ジャズに限らずバンド形式をとる編成では、楽器に対して役割がほぼ1対1に決まっていてそこから曲が生み出されるのに対し、こういったアンサンブルでは曲が先にあって、曲の抑揚に合わせてパートが役割を適宜とりあっていくっていう順番、という印象。
前者ではパート間のやりとり、後者は楽曲編成にダイナミズムを求めた結果のスタイル、と解釈できんこともない。

ふたつめは、主旋律以外もメロティになっている点。
これは途中で気付いて鳥肌がたった。1stバイオリンが主旋律とってるときにふとビオラとかに耳を向けると、そっちもメロディになってるのね。単純にハモってるだけじゃなくて、また別の旋律を弾いてる。それがまた綺麗なんだなぁ。
こういう編成だとチェロがベースに近い役割だろうと思ってメインで聴いてたけど、いわゆるベースラインじゃなくて、ベースをメロディにして弾いてる。
普段からクラシックやってる人にとっては「何をいまさら」なのかもしれんけど、ジャズ畑の俺からしたらすごい新鮮でした。

曲で一番感動したのはやっぱりアンコールの時の傷痕。プログラムの中でも一番好きな曲だし。アンコールっていうことでプログラムに書かれてなかった意外性もあったかも。
ザナルカンドはビッグブリッヂと並んで「なんで人気があるのか分からない」曲だし、風の憧憬は正直聴きすぎた。
司会の人が言ってた「有名じゃないけどいい曲だから演奏する」って紹介されたソニックの「Dear My Friend」が掘り出し物。ほんとマジでいい曲。

サインもろた

そういえば途中で「下村さんにジャンケンで勝ったらサイン会に参加できる」みたいな催しがあって、参加してみたら一発で勝ってしまった。

jbf-ens_001

こんなものがもらえます。ということでサイン貰ってきました。

jbf_ens_002

すぎやまセンセと並んで大好きな作曲家なので、超うれしい。
家宝にする。

プログラム

  1. オープニングテーマ / ロマンシングサガ3
  2. Opa-Opa! / ファンタジーゾーン
  3. Rooftop Run / ソニックワールドアドベンチャー
  4. Dear My Friend / ソニックワールドアドベンチャー
  5. ザナルカンドにて / ファイナルファンタジー10
  6. 風の憧憬 / クロノトリガー
  7. 小組曲アクトレイザー / アクトレイザー
  8. ホームタウンドミナ / 聖剣伝説 LEGEND OF MANA
  9. 時の傷痕 / クロノクロス ★アンコール

とうことでもちろん本公演にも行くつもりです。
10月は10月でイベント多いな…。

コメント

コメントをどうぞ(承認後に反映されます)




コメント