ジャコバストリアスビッグバンド@Blue Note見に行ってサイコーに興奮した

ジャコのビッグバンドにもれなくリチャードボナが付いてくるという、ベーシストとしては行かない理由を見つける方が難しいライブに行って来ました。

はっきり言って最高でした。
過去ブルーノートに見に行ったライブの中では一番良かったし、人生で見たライブの中でのトップクラスに良かったです。すごい演奏の合間に笑いがあるライブは本当にエンターテイメントとして文句無いですわ。

開場30分前に行ったけどロクな席とれなくて右往左往してたら、予約キャンセルになったとかいう指定席に案内してもらえました。
それがちょうど花道の隣の席で、おかげでボナとハイタッチしました。
一生の思い出です。

ベーシストが着たら頼むと決めているOne Day カクテル。
今日のはWord of Mouse Cocktail (Jaco Juice)とかいうのでした。
またしてもブルーノートの戦略に呑まれてしまいました。

さて本編。
演奏力高いのはもはや当然として、ここ10年くらいCDでずっと聴いてきた曲を初めて演奏で聴けるという喜びで1曲目Soul Intro~The Chickenから鳥肌が止まりませんでした。
最初2曲はもともとのジャコビッグバンドのベーシストが演奏したんですが、彼はちょっとツボが分からないベーシストでした…上手いんですが、サウンドとフレーズどちらをとっても特筆すべき点が見つけにくいというか、まぁその奥にジャコを見てしまうからなんでしょうが。その後に出てくる2人のベーシストから比べるとかなり影が薄かったです。

(たしか)3曲目からダミアンアースキン(多分ピーターアースキンの息子)が登場。
特にDomingoのソロは相当良かったです。
てっきり親の七光りな感じで「ダミアンです。てへ」みたいな紹介のされ方するんじゃないかなぁと思ってたら、いやいやなかなかどうして本物のベーシストな感じです。
そのうち日本でもガンガン名前聞くようになるんじゃないかなぁ。
アメリカでどうなんか知らんけど。
ただあのニューメタルのバンドにいる人みたなヒゲはどうにかならんのかの。

このセットで印象的だったのはportrait of tracy。
ベースの独奏ではなく、フルバンアレンジされたものだけど、トランペットのミュートをうまく使ってものすごく綺麗に仕上がってました。音源あるのかな。

そんでボナが登場してからは、かなり独壇場でした。
なんだかもう圧巻だったのはcontinuumで、ボナのソロから入ったんですが、もうやりたい放題でした。途中でジャコがよくコピーしてたジミヘンのThe Third Stone from the Sunをちょこっと入れたり、Rezaのワンフレーズを入れたり、楽器をコントロールしてる感がすごかったです。途中で笑いを入れたり。最高です。そして最後はNHKみんなのうたで披露した「風がくれたメロディ」でシメ。震え上がりました。

アンコールではやっぱりのliberty city。
リフの裏でボナが弾いてるのは「Rockin’ in Rhythme」!!
エリントンで一番好きな曲です。何かの動画で見たことがあったけど、まさかやってくれるとは…サービス精神旺盛すぎました。

ボナは今年初めに自身のバンドで見に行った時よりさらにパフォーマンスが完成されていて、何をしたら人が喜ぶのかを知り尽くしている感じです。素敵すぎ。

おなじみのFoderaのインペリアル5弦。
ステージ横には青いフレットレスも置かれてたんですが、これはお披露目せずでした。

ほとんど来日しない生アースキンも初めて見れたし、文句無いライブでした。

今日のボナは必勝モードでした。

サインもしてもらった。

とりあえず、最高以外に言葉が見つかりません。