大感動で感涙のドラクエライブスペクタクルツアー@横浜アリーナ。ドラクエ好きで良かった

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子ども向けのミュージカルみたいなもんという認識で躊躇してたドラクエツアーですが、当日の昼に起きていきなり「やっぱ行ってみようかな」と思って横浜まで行ったら
30過ぎたおっさんが泣くくらい感動した
というお話です。

もともと全然行く気なかったのだが、Twitter見る限りむっちゃ評判がいいし、特に「冒頭のシーンをぜひ映像化に」みたいなこと言っている人が山ほどいるので、もしかしたら結構期待できるんでないの?という気がしてきた。意を決し、当日券狙いで横浜アリーナに行ってみることに。

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横浜アリーナ着。当時高知県にいて来れなかったブランキーのラストツアーのラストライブの聖地。あれから16年経ってようやくここに至る。

当日券は、発売開始10分前に並んだら普通に買えてしまいました。

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おおー。キングスライム。

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隣にゴーレムがおったけど、キングスライムに比べると人気の低さが可視化される結果に…。なぜこの2匹にした。

さて肝心の本編ですが、はしょられまくるストーリー(どうしようもないのもわかるが実際この目で見てるとやっぱ「あれ」となる)、無理やり挿入された感のあるビアンカとフローラのくだり、どろにんぎょうよりもなぜか図体の小さいゾーマ様、などの細かいツッコミがどうでもよくなるくらい、総合演出としてドラクエ感が徹底されている、ものすごいクオリティでした。突き抜けてます。

こういうファンタジーものをリアルに落とすことで、どーしてもチープな部分がちょくちょく発生してしまいそうですが、全くそんな気にさせません。あんだけの規模と時間の舞台なのに、隅々に相当な気を配っていると思いました。主要キャストはもちろんですが、モブキャラやモンスターのハリボテも相当なクオリティ。テンポのいい演出も、そうとう練習されたんだろうなぁという感じです。と同時に、かなり金かけてるなぁという感じもしましたw 他の国内タイトルだと真似しようがない気がします。

この舞台、人によって楽しみ方はいろいろあると思います。ド迫力の演出に圧倒されたい、ドラクエのイベントだったらなんでも参加しておきたい、生しょこたんを近くで見たい、などなど。
俺はというと、ドラクエブランドが全体でちゃんと体現されていたことにとにかく感動しました。特にドラクエをドラクエたらしめているセリフまわしと音楽。

キャラクターが客席に降りてきて客とかけあいするくだりでは、アリーナは「それはキラーピアス…2回攻撃ね!」とか言い出すし、テリーはテリーで「そこのインテリめがねをかけてる貴様!」とか言ってるのは普通に笑えた。アドリブで言ってるとしたらたいしたもんです。終演後にトルネコが「誰かが放ったバギクロスが強い風となっております。気を付けてお帰りください」というセリフもよかった。
そして勇者がほとんど喋らないのも「ああドラクエだなぁ」的感慨があって良かった。個人的には全くしゃべらなくてもよかったけど(オルテガが死んだシーンも無声でいてほしかったとは思う)。

総じて「ほっこりする」のがドラクエのセリフまわしの妙だし、他のRPGが真似できない領域だと思ってるけど、そのDNAがこの舞台でも活きていて、キャストも制作スタッフからもドラクエ愛が感じられる。

当日券のせいなのか、席はそんなに良くないのだが
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これはこれで、セット全体が見れて良かったです。
キャストが控室に戻る通路も見れてしまうのですが、ミイラ男がダルそうに歩く様子はギリギリまで再現されているのを見るにつけ「ほほー」と感心したりしました。いや舞台の方を見とけよという気もしますが。

ストーリー後半で虹のしずくをかけるシーン。客ひとりひとりに配られるブレスレットが虹色に光るんですが、これがアリーナ全体を俯瞰して見れた時は本当に身震いしました。
それ以外にもブレスレットが数回だけ光る場面があるのですが、ふいに光る度に観客がそれに気づいてわらわらと腕を上に上げるんですよね。誰にも言われてないのに。そういうのが見れるのはこの席の醍醐味だった気がします。

あとこの距離だとキャストの表情や衣装のディテールはもはやほぼ見えないのですが、RPGを生々しく再現されること自体に抵抗があるし俺にとってRPGは箱庭の中の物語なので、むしろベストな位置な気もしました。デフォルメされたグラフィックが想像の余地を残し、音楽とともに演出される、そういうRPGの体験。それを別フォーマットで追体験させてくれたというところが俺にとってすごく良かった。
※ただTwitterで感想をざーっと見てると、実写化嫌いの方ですらこのライブは良かったと仰っているので、近くで見るのもなかなか良かったのかもしれない。

で、やっぱり音楽。これが最高でした。
みんな言ってるけど、冒頭の歴代勇者が揃うシーンは本当に鳥肌モノの演出。まずそこで泣けた。というのも、俺にとってはドラクエの「序曲」はベストオブベストゲーム音楽なのですが、それの新しいアレンジが聞けただけでももう最高。この時点で来て良かった感が炸裂。
劇中にも懐かしのドラクエBGMがここぞとばかりに使われるけど、もうひとつ衝撃を受けたのが、コーラスアレンジでの「アレフガルドにて」。これも初耳のアレンジだったけど、むちゃくちゃハマってて鳥肌がたった。
このアレンジ2曲、公式の音源で発表されてたりするんですかね?死ぬほど欲しい。

音楽に関しては新しい発見がありました。
ゲーム音楽好きが興じて、去年はすぎやま先生指揮のコンサートにウン万払ってしまうくらいライブには行ってしまうのですが、このライブの音楽体験は正直言ってそれ以上だと思いました。
でもそれはもしかしたら当たり前かもしれなくて、そもそもゲーム音楽はシーンを演出するものだから。ドラクエの音楽は特定のシーンとセットになって頭の中にインプットされまくっているし(会場にいたほとんどの人がそのはず)、それをあの会場の大音量でシーンとして再現されたら、これはもうひょっとしたら、ゲーム音楽を体験する最高の形なのでは、と思います。
新アレンジの曲がスペシャルに印象に残っていはいますが、それ以外のおなじみの曲も、何十回もCDやライブで聴いた曲なのに、また新しい感覚で聴くことができたことがもう感無量。

エンディング後はマーチングバンド(パンフによると関東学院中学高等学校とのこと)によるアレンジ「序曲」や「そして伝説へ…」などの演奏。これもよかった。その最中にキャストが客席を走りまくってハイタッチする儀式(?)があるのですが、俺の席は3階だったのでさすがに来なかったですw ここでもむちゃくちゃ細かいですがファンならニヤリとさせる役作りがいっぱいありました。クリフトが心配そうにアリーナを見てたり、テリーは相変わらず不愛想だったり、ミネアがマーニャの手を引いてたり、あと激細かいですが、テリーが6主人公とすれ違う時にハイタッチするのは見てて感動した。

ということで終演ですが、強く思ったのは「みんなドラクエ好きやなぁ」ということです。周りの客にも、キャストにも、スタッフにも、G表記の物販(というか道具屋)にまで、ドラクエ愛が貫かれている。
このイベントの何に一番感動したかと言われれば、そんな様子の空気に触れて、「ドラクエ好きでよかった」と思えたところですかね。

千秋楽行く人は楽しんでください。

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というかね、これは今年だけの企画としては本当にもったいないと思うわ…。アンコール公演があったら絶対いく。

あと、関係ないけど、出口の途中に歴代の出演者の名がずらりと。私はもちろんブランキーを探しました。
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2000年7月のとこね。

補足

かなり詳細にレポートを書いていらっしゃる方がいました。


これ見てると、キャラクターの再現度も相当なものらしいです(テリーが絶対笑わないとか)。確かに近くで見てもよかったという気になる…。

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