進撃の巨人(実写前編)の感想

atack-on-titan

進撃の巨人については、まぁそれなりに漫画は一通り追っかけてるわけですが、そんなにファンということでもない。
ただ先日ニューヨークに出張した時に、いっしょに行った電◯の兄貴分が機内で見たところ、期待との乖離が相当なものだったらしく、「いかにこの映画がクソだったか」という話を1時間くらい熱弁された上に「お前も帰りに見ること」と強要されたことを背景に、見るハメになりました。

マンオブスティールの感想でも書きましたが、私、普段全く映画を見ません。また芸能界についてもほぼ知識がありません。なので監督がどうとかキャストがどうとかいう視点では評価ができないので悪しからず。

兄貴がボロカス言っていたというのもあるし、そもそも「漫画の映画化」については大昔に見た「NANA」が衝撃のヒドさだったのでもうハナから期待はしていないというのが見る前の予想でした。

結論からいうと「思ったほど悪く無い」という感じです。

駄文をインターネットに落とすにあたって失礼のないように(誰に?)、他の方が書かれている感想をざくっと見てみて知ったのですが、どうも原作者から監督に「原作と全く違う映画にしてほしい」というオーダーがあった模様です。それを知ってるか知らないかでこの映画の感想は大きく異なってくるような気がしますねぇ。原作を期待して見たらこの映画は全く「なんだこれ」になるのは分かるのですが、その前提があった上で見ると、ある意味落ち着いて見れるはずだと思います。ちなみに私はそんなこと全く知らずに拝見しました。

まず世界観設定。これが意味わかりませんでした。
まずキャスティングが全員日本人。意味あるのかわからんけど蒸気機関車が走るシーンがあったりと、完全に「戦時中の日本」みたいなトーンで世界観が構築されています。もう最初の5分で「あれ?」という感じがしてしまうのですが、主役3人の名前は原作通りエレン、ミサカ、アルミンとなっている。でも顔はバリバリ日本人。で、それ以外のキャラ名は日本人っぽい名前(シキシマとか)で出てくるし、なんか価値観とか世界観を理解する前提がネジれまくっていて、どう解釈すればいいかが謎過ぎました。原作とストーリーは変えてもらっていいですが、ここらへんめちゃくちゃにするとストーリーに浸かっていけないなぁ。俺は。

原作とは微妙に異なるストーリーの流れに、微妙に原作のシーンが差し込まれるのですが、妙に「このシーン意味あるのか?」と思うピックアップが多かった気がします。
名前は忘れたけど、エレンと喧嘩ばっかりする男がいるんですが、そいつとの確執があたかも重要なテーマであるかのように何度も差し込まれますが、別に意味は無いように思います。まぁいろんな価値観の奴がいて、時には喧嘩もするだろうとは思うのですが、正直、1度でいいです。

巨人の描写が原作と異なり、明らかにスタッフのおっさん(これもバリバリの日本人)をCG化したようないでたちなのですが、これについては俺はいいと思いました。妙なリアリティがあったかと思います。

あとは主人公が鬱陶しい、というかやかましいのはなんとかならんかなぁという感じです。
ファンタジー映画の熱血主人公というと、日本の映画だとすぐにわめく叫ぶ系になってしまうのですが、もうずっとやかましいです。もうちょいIQ高めの人物設定にしてほしい。

…とまぁ細かいことを書きましたが、「あの独特の世紀末感」がきちんと表現されている、という一点においてこの映画は「進撃の巨人」足りうる映画になっているとは思います。まぁこれは文字通りに意味で、映画が面白かったかどうかと言われれば微妙ですが。

漫画とはまた違う展開を狙っているのはもう分かりましたので、この話をどう決着つけるつもりなのか、という怖いもの見たさ的な意味で、後半も見たいなぁという気持ちはあります。
後半が出るのっていつなんだろうと思ってたら、もう出ているようですね。わざわざ映画館にまで足を伸ばす気になるかと言われればちょっと微妙ですが。

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