朝霧JAM2016に行ってきた(大雨篇)

もう4回目なのでもう特に書くことも無いだろうとは思っていたのですが、大雨に降られたり初の10人越えの大所帯だったりと新しいこともありましたし、年初に立てた目標記事数に全く到達する気配が無いので、頑張って備忘を書いておきます。恐らくまた1年後に読み直すのでしょう。

私、心のどこかで「こういうイベントはだいたい晴れる」と思って今まで生きてきたフシがあるのですが
天気予報はやっぱり当たる
ということは覚えておいた方が後々人生で役に立つような気がしました。

出発〜現地まで

去年初めてふもとっぱらでキャンプを張ってそれが大いに良かったので、当然のように今回もふもとっぱらコースです。
去年と違うのは、今回は12人というアホみたいな大所帯での参加というところですかね。俺が「そろそろ人増やしたい」とか言ってしまったからですが。すみません。

夜12時に都内某所に集合。12人分の食料というのがどういう状態を指すのか全員よくわからず、買い出しに2時間も要する。とりあえず米は2kgで十分というのは来年にも残すべきTIPSでしょう。

朝霧JAM2016

レッツゴー。夜中2時すぎ。この時点ですでに何かをやりとげた感が出ている

今回はハイエース(サイズの車)2台。荷物は余裕。
前回までは中央道で向かっていましたが、今回は新東名を選択。沼津SAで30分休憩、MaxValueで買い出しを経て、現地着は5時半くらいでした。所要3.5時間くらい(去年は1度も休憩をとらず2時間で着いてしまった)。

去年はあまりに早くつきすぎて例のサークルKで仮眠をとったのですが、俺の機転を気かしたナイスアイデアで「そのままふもとっぱら行ってみよう」ということで門に行ってみる。と、すでに数台の車が。どうも開門までここで待っててOKなようです。何がなんでもテントの場所に拘りたいなら、さっさと門に行くのが正解なようです。

ちなみにこの時点で
大雨が降っています。

朝霧JAM2016
ちょっと寝ようかなと思う間も無く、なんと6時過ぎくらいに場内に入れてもらいました。

入場〜1日目

大雨の中、必死にタープとテントを張ります。今までサラサラと雨が降ったことはありましたが、立ってるとびしょ濡れになるレベルの雨は初めての経験です。私はというと大雨すぎて写真を全く撮っていません

その地獄絵図は想像にお任せするしか無いのですが、とにかくさっさとタープを張って(テントより簡単に立てられる)そこを拠点に行動するのが効率いい感じでした。同居人のセンちゃんが10人くらい入れる巨大タープを買ってきており、それが獅子奮迅の働き。というかそれが無いととわりと絶望的な状況でした。勝手にふもとっぱら1の勝ち組を宣言する一同。

雨は昼過ぎに止むらしい。それでは皆ちょっと一寝入りして会場に行こう。ということで
起きたら夜の9時でした。
私にとって朝霧の楽しみ方はキャンプ:ライブ=8:2というスタンスで今まで生きてきたのですが、まさかライブを1つも見ないで終わる日が来るとは思いませんでした。この俺も来るところまで来たなぁという感慨がありました。

朝霧JAM2016
とりあえず夜の様子です。思った以上にBBQの肉が食えず、衰えを感じました。ちなみにこの時点で日本酒は2升空いています。俺が唯一覚えている会話は「明日は昼まで傘が意味を為さないレベルの大雨が降るらしい」「えー」です。

2日目

予報通り、明け方にビビるくらいの大雨がテントを直撃していました。平日に降ってたら普通に会社行くのを躊躇するレベルです。アウトドアグッズのことは俺はよくわかりませんが「テントに穴が空くのでは無いか」と思うくらいでした。

朝霧JAM2016
いちおう朝(たぶん10時くらい)には止みました。しかし写真の通り、足元がぐちょぐちょです。晴れてたら朝はタンクトップでも十分に暑いところ、天気悪いとむちゃくちゃ寒いです。

あとどうでもいいですが、朝霧で朝10時に起きるのは
俺にとっては初めての快挙です。

朝霧JAM2016
かなりぐちょぐちょです。足の置き場が悪いとズブズブと足を持ってかれます。

俺は「フェスはクロックスで挑むもの」という哲学を一度も曲げたことがないのですが、
さすがに無理がある
感じは否めませんでしたねぇ。
足に泥がついているのも鬱陶しいので水で洗っても、トイレに行くたびにまた泥だらけになるのはかなりストレスフルでした。メンバーの説得もあり、来年は長靴を買おうと思います(雨の予報の場合に限る)。

ちなみにオススメの長靴として「日本野鳥の会」が出している長靴があります。これの最大のポイントは折りたたみ可能なところでしょう。amazonで買えます。

この長靴、相当な売れスジのようで、朝霧にいる人の5人に1人はこれ履いてたんちゃうかと思うくらいでした。いや言い過ぎたかな。もしかしたら10人に1人くらいかもしれません。

さてtoeや石野卓球が出演した1日目以上に、出演アーティストが誰やっけそれ状態の2日目ですが、今日ステージに行かないとチケット代15,000円をドブに捨てるに等しいので、頑張ってバスに乗ります。ちなみにバス乗り場に行く途中でも足がドロドロになって帰りたくなりました。

朝霧JAM2016
会場に到着。やっぱりぐちょぐちょですわ。

朝霧JAM2016
雨あがりの恩恵として、赤富士を拝むことができました。

朝霧JAM2016
見たバンドは去年よりはいちおう多く、4バンド。THE SKATALITESってのが結成50年とかいうジャマイカのスカバンドで、妙に管楽器セクションはバラバラだしプレイヤーとしてのスキルはあまり感じなかったのですが、日本人がやるスカとは違う本場のスカって感じがバリバリしてたあたりは流石だと思いました。なんかDNAで音楽やってる感じがします。
裏でmoon shineでやってたItaca Bandは最後の一曲しか見れませんでしたが、激しいスカ的な曲をやっていて、大盛り上がりでした。ただメインステージの2倍くらい地面がぐちょぐちょだったので私は遠くから見てました。
あらかじめ決められた恋人たちへ、はたしか俺が京都で大学生やってた頃から関西で活動してたバンドだと思います。しょっちゅう名前を目にしてました。見るのは初めてでしたが。エモいインストでした。

とにかく寒いので大トリもそこそこに帰る。6時半くらいかしら。アホみたいにシャトルバスの行列ができているが、5人くらいでワイワイ喋ってたら30分くらいの待ち時間は一瞬に感じられました。

俺は圧倒的にキャンプスキルが低いので炊事は他人任せをポリシーにしているのですが(その代償で行き帰りの全ての運転を賄うというバーター)、料理する人たちがまだ会場にいたので恐る恐る炭に火を灯したり米を炊いたりしました。なんとかなるもんだ。

朝霧JAM2016
カレー。衝撃的にうまかった。

朝霧JAM2016
12人で囲む焚き火。カナダで熊に食べられた親子の話で一同に恐怖が襲う。

朝霧JAM2016
去年バルブで撮影した綺麗な星空にチャレンジ。雲が厚くて何も撮れない。無念。
ここに載せる意味はかなりありません。

2時半くらいに就寝。

3日目〜帰り

朝霧JAM2016
過酷な環境を共に乗り越え、またひとつ団結力の高まった一同です(半分は初対面)。

ふもとっぱら発は12時すぎ。行きとは異なり中央道を選択。毎年渋滞に巻き込まれるのは覚悟しているが、今年は特にひどかった…。事故渋滞で都内に着いたのが新宿に夜7時半とか。いやー疲れた。

という感じです。1000文字くらいで終わらせるつもりが3000文字書いてしまった。何の使命感でこれを書いているのかが自分でも良くわかっていません。

新しい人とも知り合えたし、相変わらず楽しい朝霧JAMでした。

服装データ

上で「雨のフェスでクロックスは無理がある」と書きましたが、これを書いている今ふと思い返すと「いやでも結局クロッックスで過ごせたしな」という気もします。会場にいた数千人と思われる観客の中にも、クロックスの人はいましたしねぇ。5人くらいですが。
とにかく荷物を最小限にすることに対して無駄に美学があるのと、本音では年中サンダルでいたい面倒くさがりな性格が相乗効果し、なんかまたクロックスでもいい気もしてきました。進歩ねえなぁ。

服装の詳細については過去のレポートをお読みください。